コラム

減り続けている年収・・・子育て環境に影響ありますよね?!

Mako

 

子育てするのに年収っていくら必要でしょうか?

 

 

恐らく、その答えを出せる人はいないでしょう・・・

「お金はあればあるだけ安心」というのが一般的な考え方ではないでしょうか?例えば、年収500万円だったら子育てに前向き、年収400万円なら子育てに不安を感じやすい?みたいに漠然と区切ることは難しいですよね。だって、2人の生活レベル、買いたい物、娯楽とか、子どもの進路によって家庭ごとに大きく違いが出てしまうので、誰にもわからないことなんですよ。

一体、いくらあれば足りるのか?

 

お金は「安心材料」だと考えています。わたしの職場の友人で「通帳の桁が増えるのを見るのが趣味」と言っている子がいました。なんとなく将来が不安で「将来の為にとりあえず沢山貯めたいの」という理由で贅沢もせずに毎月貯金を習慣にしていたのを覚えています。

確かに「貯金が○千万、○億円」という芸能人やインフルエンサーの方を見て、貯金がたくさんあってうらやましいと思うことはありますが、ただ、絶対にそこまで必要なのか?については疑問です。

将来不安を払拭するのに必要な年収はわかりません。ただ、いまの若者がお金に対して何を不安を感じているかというと、、、平均年収が下がり続けていることではないでしょうか?

民間企業の平均給与(2018年)

民間平均給与の推移

【図解・経済】民間平均給与の推移 時事ドットコムニュース

 

いまの最新で平成30年(2018年)までの平均給与が国税庁の民間給与実態統計調査結果が(国内約2万1,000事業所の約33万人を抽出し全体を推計)が発表されていますが、男女・正規非正規をすべて含めた平均値で440.7万円となっています。

特に20~30代前半のうちは大きな年収UPされている方は少ないでしょうし、夫婦でフルタイムの共働きが出来れば満足できるような収入な家庭が大半ではないでしょうか?生活が豊かになったと感じれるまでになっている人は少数と思います。

また昨年までは好景気が続き、データ上では一部企業が平均年収を大幅に押し上げたのでしょうが、2020年はコロナウイルスの影響で世界経済がダメージを受けていますし、また振り出しに戻ってしまいそうですね。

一人を育てるのにいくら掛かるか

 

データに関しては一部抜粋している為、ざっくりとした費用感のみをお話していきたいと思います。子育てに掛かるお金の分類ですがおおまかに下記に大別されるかなと思います。だいたい0歳~6歳までは毎年100万円前後、その後は徐々に必要なお金が上がっていきます。

衣類・服飾雑貨費
食費
生活用品費
医療費
保育費
学校教育費
学校外教育費
子どもの携帯電話料金
おこづかい
子ども用貯金
レジャー・旅行費

また、子育ての中で一番お金が掛かるのが「教育費」です。お子さんの進路によって大幅に変わってくる部分ですが、親の目線からすれば高校までは公立高校へ行ってくれればお金をおさえられて良いですよね。いまは習い事の幅も広がっていますし、スポーツだけじゃなくプログラミングやダンスなんかも、可愛いわが子がやりたいと言えば考えてしまいますね。

ただ、幼少期から毎年100万円以上が掛かるなら12カ月で割って8万円以上が掛かってくる計算ですよね。こうやって改めて聞くと家賃と同額くらいの金額で、確かに子育て世代が不安になるのがわかりますね。若いうちにある程度の貯金を貯めておかないと、親の援助に頼らないと厳しいかなと感じる部分があります。

 

【保存版】子育てにかかる費用のすべてを解説します ー ベネッセ(2015/09/10 )

 

いくら必要なの?に踏み込むには

 

家庭によってさまざまなので具体的数字が難しいのですが、イメージを沸かせてもらう為にわたしの例を出そうと思います。東京で一人暮らし時代は家賃が8万円台、神奈川で二人で住んで10万円台、九州へ転勤して7万円台(駐車場・インターネット込み)です。

そのほか(ガス水電気、携帯、保険) 5万円
食費 3万円
洋服 1万円(最近ほんとんどユニクロとGU💦)

残りのお金は貯金や積立投資、旅行や映画などの娯楽に使うのがほとんどですね。そして、神奈川に住んでいた時期といまを比較してみるとこんな感じになります。

神奈川:家賃10万円+固定費9万5千(ネット代5千)+育児8万円=27.5万円
27.5万円 x 12か月 = 330万円
九 州:家賃 7万円+固定費9万円+育児8万円=24万円
24万円 x 12か月 = 288万円

都心から少し離れた場所に住むようにして大きく固定費を下げています。深く考えずに転勤についてきてますが、お金が貯まりやすくなっているのは確かです。

夫婦二人の世帯年収は下がりましたが、固定費が大幅に下がった為、減った分のカバーできている感じです。また「子ども手当て」もあるのでもう少し最低限必要な固定費は低く設定できますね。学費や旅行代などの為に最低5万円を貯金すると設定すれば、子ども一人育てるのに夫婦で手取り30万円の収入が必要な計算となります。

このまま夫の年収だけでも上がり続けてくれれば良いのですが、経済状況を見てても不安な感じがぬぐえませんね・・・いつ仕事がなくなっても良いように貯蓄はたくさんあった方がよいようですね。

まとめ

 

参考にならなかったかもしれませんが、ほんの一例としてわたしの固定費を紹介しましたが、人生には金額だけで測れない要素がたくさんあると思います。あなたの人生で外せないことって何があるでしょうか?

・マイホームを買いたいからローンを組むんだ
・毎年海外旅行へ行きたい
・有名な大学へ行かせる為にたくさん塾へ通わせたい
・趣味のバイクは続けたい

子育てをしていくに辺り、夫婦二人で話し合って自分たちのライフプランに必要なものにはお金を使うように決めましょう。でもそれとは反対に自分等に合っていないものにはお金を払わない習慣が大切です。

終身雇用が終わったのでずっと同じ会社にいられる保証はありません。収入もまだまだ下がるかもしれません。たあだ、固定費が減らせればそれらを将来のお金に回すことができ、不安が軽減されるのではないでしょうか?

人生に成功はありません!あなたは自分のライフプランをどうやって建てますか?

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